もう半年近く前ですが、6月13~15日の2泊3日、スペイン、アンダルシア地方に旅に出掛けました。職場の先輩と後輩とで3人、アンダルシアの大地をレンタカーで駆け巡るという旅。
2泊3日、以下の行程でした。
6月13日(1日目):
マラガ(Malaga)
6月14日(2日目):
マラガ、カルモナ(Carmona)、コルドバ(Cordoba)、グラナダ(Granada)
6月15日(3日目):
グラナダ、アルプハラ(Las Alpujarras)、フリヒリアナ(Frigiliana)、マラガ
毎日大移動した結果かなり疲れはしたものの、ただその甲斐あってか色々と見てまわることができて大満足です。アンダルシアは日本でも観光地として人気が高いですが、それも納得。旅の醍醐味、自然、文化、グルメのエッセンスがギュッとつまった魅力溢れる地方でした。
半年以上も経過していることから、スナップショットを中心に紹介したいと思います。
まずは、アンダルシアの大地を埋め尽くすひまわり畑から。この地を訪ねるなら絶対に6月と思っていたのは、燦燦と輝く太陽の下、一面まっ黄色のこの光景を目にしたかったからでした。行けども行けども道路両側とも、ひまわり畑。圧巻の一言に尽きました。
こちらはカルモナ(Carmona)という町。アンダルシア地方の中心都市セビーリャ(Sevilla)から東に約40kmの丘の上にある小さな町でした。丘の頂上に立つ城はイスラム勢力により建てられましたが、キリスト教勢力がこの町を奪回した後には、イベリア半島最後のイスラム勢力の地グラナダを攻略するための拠点の1つとなったそうです。有名なイサベル女王のみならず、天正少年遣欧使節や支倉常長らも滞在したとか。
さて、キリスト教勢力に敗れたイスラム勢力の残党が隠れ住んだと言われているのが、こちらアルプハラ地方(Las Alpujarras)。グラナダの南約50km。初夏でも雪を頂くシエラ・ネバダ山系を背景に、小さな村がいくつかひっそりと連なっています。
その村の1つがカピレイラ(Capileira)。標高1,436mにあり、雲を下に見る日も多いことから、天上の村と言われたりもするそうです。家々の壁は全て真っ白。標高が高いためか、少し涼しい空気が凛と張りつめ、空も一層青く、その白さが一層ひきたって美しく見えました。この写真では中央部に見えていますが、ユニークな形の煙突が多かったのも印象的でした。イスラム文化の影響でしょうか。
そしてこちらは、かつて「スペインで最も美しい村」に選ばれたこともあるというフリヒリアナ(Frigiliana)の村です。地中海を望む海岸線から約10km。小高い丘に貼りつくように家々が立ち並んでいます。
入り組んだ小さな坂道や階段の両側に立つ真っ白な壁の家、空の色を映したようなブルーのドア、そして窓辺を飾るゼラニウム。村中どこを切り取っても絵になる可愛らしい村です。6月だというのに30℃を超える猛暑で、ゆっくり散歩というわけには残念ながらいきませんでしたが、しっかりと目には焼き付けました。
どこも日本からのツアーではなかなか訪ねることが難しいかもしれませんが、とても穏やかで美しく、足を運ぶ価値が十分にある村々でした。これぞ個人旅行の醍醐味です。
ひまわり畑に白い村!!
素敵!!
投稿情報: JUN | 2009-11-27 22:03
>JUNちゃん
きれいでしょう!
投稿情報: Shibuya | 2009-11-30 07:22